韓国国防相「強力な抑止力を基に『緊張緩和』と『信頼構築』のツートラックで北に対応」
韓国国防相「強力な抑止力を基に『緊張緩和』と『信頼構築』のツートラックで北に対応」
韓国のアン・ギュベク(安圭伯)国防相は「北朝鮮による核・ミサイル脅威の高度化は、朝鮮半島や域内の平和や安定、グローバル非拡散レジーム(体制)への重大な挑戦だ」と訴えた。

アン国防相は9日、韓国ソウルのロッテホテルで開かれた第14回ソウル安保対話(SDD)の開会の辞で「戦略的抑止と防衛・対応能力を鉄壁に強化していく」として先のように語った。

つづけて「韓国は強力な抑止力と対備態勢を基に、軍事的緊張緩和と信頼構築を並行する『ツートラック』アプローチを一貫して推進していく」と付け加えた。

アン国防相は「軍事的緊張緩和と危険管理メカニズムの現代化をもって、対話の扉を常に開けておく」とし「わが軍は政府の平和構想を軍事的にしっかり支えていく」と強調した。

つづけて「強い力により平和づくりをし、心からの対話により持続可能な平和を築いていく」とし「危機の悪循環を断ち、平和の機会を作るための実質的な措置を着実に積み重ねていく」と語った。

またアン国防相は「平和は偶然に来ることはない。平和は緻密に設計されなければならず、約束は再確認し続けなければならない」とし「われわれは相互不信を減らし、危険管理のための実質的な調整メカニズムを発掘していく」と説明した。

特に「朝鮮半島問題において高度化した北朝鮮の核・ミサイル脅威を安定的に管理しながらも、平和の扉を開くことのできる政治・外交的機会をできるだけ拡大していく」とし「韓国国防部はそのために軍事的抑止が外交的機会創出の強固な基盤となるよう、あらゆる責任と使命を果たしていく」と強調した。

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