国会本会議に出席した権性東氏=9日、ソウル(聯合ニュース)
国会本会議に出席した権性東氏=9日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の国会本会議で9日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側から1億ウォン(約1000万円)の違法な政治資金を受け取った疑いが持たれている最大野党「国民の力」の重鎮、権性東(クォン・ソンドン)国会議員の逮捕同意案が報告された。 

 権氏は尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領と検察の先輩後輩の間柄で、幼なじみでもある。

 尹氏の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る複数の不正疑惑を捜査する特別検察官チームが権氏の逮捕状を請求した。現職の国会議員は国会会期中に逮捕されない不逮捕特権があり、権氏の逮捕状発付の是非を判断する令状審査を開くためには逮捕同意案が国会本会議で可決される必要がある。

 逮捕同意案は国会本会議に報告されてから24時間以降、72時間以内に採決を行うことになっている。採決は11日に行われる見通しだ。

 逮捕同意案が可決されるためには在籍議員の過半が出席し、出席議員の過半が賛成する必要がある。与党「共に民主党」は国会で過半数を占めており、権氏の逮捕同意案は同党主導で可決される可能性が高い。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40