日韓の国防相が韓国で「会談」…2015年以降「10年ぶり」＝韓国報道

韓国のアン・ギュベク（安圭伯）国防相は8日午後、ソウルの国防部（省）で訪韓中の中谷元・防衛相と会談を行ない、日米韓の協力強化などについて話し合った。今回は、中谷防衛相が「2025ソウル安保対話」に出席するため韓国を訪れた中での会談で会った。

韓国国防部によると双方はこの日、朝鮮半島の完全な非核化への確固とした意志をあらためて確認し、北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応して日米韓が協力を続けることや、露朝軍事協力の深化に対しても共に対応していくことで意見が一致した。

また双方は急変する安保環境の中、日韓・日米韓協力を安定的に推進していくことや、両国の国防協力関係を未来志向的に発展させていく必要性に共感した。

特に、AI（人工知能）や無人システム・宇宙などの先端科学技術分野で、未来志向的かつ相互互恵的な協力の可能性を模索していく予定である。

さらに双方は、日韓国防当局間の意思疎通を強化していくことを約束し、そのために両国防相の相互訪問や国防相会談を含めた両国国防当局間の定例協議、人的交流を一層活性化させていくことで意見が一致した。

日本防衛相の韓国訪問は、2015年以降10年ぶりである。