8日、ニュース1によると、今月5日、韓国クァンジュ(光州)のある職業系高等学校の授業中に、60代の教員A氏が1年生のB氏に向かって椅子を投げつけた。
幸いB氏は椅子に当たらなかったが、そのまま教室を出て学校を離れた。
昨年退職したA氏は、該当科目の授業を補助するため、時間講師として週におよそ1時間授業を行ってきたと伝えられている。
その後、学校側はB氏を呼び、当時の状況について事情を聞いた。
当時、B氏は周囲の友人らから「机の上に上がって踊ればお金をあげるからやってみろ」とSNSを通じて言われ、実際に机の上に上がり歌を歌いながら踊ったと伝えられている。
これに対し、A氏が一度制止したものの、B氏は再び机の上に上がって歌い踊った。
怒ったA氏はB氏に「前に出ろ」と指示したが、B氏は逃げ出した。
A氏はB氏から嘲笑されたと感じ、椅子を持って追いかけ、ついには彼に向かって投げてしまった。
このような状況を収めた映像はSNSに投稿されたが、学校側の対応によって削除された。
学校側は、個人情報保護の措置を取らずに映像を投稿した別の生徒に対して注意処分を下した。
また、学校側はA氏について授業中に不適切な行為をしたと判断し、校長名義で警告を出す方針だ。授業を妨害したB氏にも同様の処分を行う計画である。
一方、国民の力のキム・デシク議員が教育部から受け取った資料によると、2020年に6700人水準だった中途退職教員の数は毎年増加し、2022年には7000人を超え、2024年には8000人に迫っていることが分かった。割合でみると、5年で約20%増加したことになる。教師の離職の主な原因としては、教権侵害が圧倒的に挙げられている。
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