握手を交わす「共に民主党」の鄭清来代表(左)と「国民の力」の張東赫代表。中央は李在明大統領=8日、ソウル(聯合ニュース)
握手を交わす「共に民主党」の鄭清来代表(左)と「国民の力」の張東赫代表。中央は李在明大統領=8日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は8日、大統領室庁舎で革新系与党「共に民主党」の鄭清来(チョン・チョンレ)代表や保守系最大野党「国民の力」の張東赫(チャン・ドンヒョク)代表と昼食会を兼ねた会合を開き、「大統領は国民を統合することが最も大きな責務」とし、「野党の代表だけでなく、野党を通じた国民の声を最大限聞くよう努力する」と述べた。

 李大統領は「与党だけでなく、野党の意見も聞かなければならない」として、「国政にすべての国民の声が公平に反映されるよう努力する」と強調。「(統合が)難しいのも現実」とし、「与野党が過剰に対立し、国民が懸念する状況になることは望ましくない」と指摘した。

 また、共に民主党と国民の力が激しい対立を続けていることを念頭に、「野党も主な国家機関」として、「与野党が互いに容認できる部分を見つけ出し、共通の公約は果敢に共同で実行することも良い方法」と提案した。

 先月末に行った韓米首脳会談にも言及し、「今は非常に厳しい状況」として、「今回の会談は何かを得るための会談ではなく、何かを守るための場だった」と振り返った。そのうえで、「今後も韓国全体の利益のため、共に力を合わせれば、対外交渉でも大きく役に立つと思う」と呼びかけた。


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