同紙は1面から3面にわたって金正恩氏の訪中の様子を伝えた。
1面では金正恩氏が天安門楼上で中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領と並び立つ写真を掲載。金正恩氏が習氏と笑いながら握手を交わす写真や習氏の妻、彭麗媛氏とあいさつする写真を掲載し、一時は距離を置いていた中国との関係が回復したことを伝えた。
2面は写真だけで紙面を埋めた。金正恩氏が天安門楼上に立つ前、各国の首脳ら約20人とレッドカーペットを歩きながら談笑する写真などだった。金正恩氏は2012年に最高指導者になってから厳しい制裁を受け、国際社会で孤立してきたが、多国間外交の場にデビューしたことを宣伝したものとみられる。
3面はパレード後、金正恩氏がレセプションに参加したことを伝えた。レセプションの会場でも中朝ロの首脳が並び立ち、「連帯」を誇示した。また、金正恩氏がプーチン氏と会談したことを報じた。両氏は約2時間半、会談を行った。金正恩氏がプーチン氏の専用リムジン「アウルス」に同乗している写真も載せた。両氏が抱き合う写真なども掲載し、両国関係が「血盟」に発展したことを示した。
国内向けの労働新聞が金正恩氏の多国間外交デビューを伝えたのは、最高指導者が国際社会で尊敬を受けていることを強調する意図があるとみられる。
国営ラジオの朝鮮中央放送も4日午前、金正恩氏が北京の軍事パレードに出席したことやプーチン氏と会談したことを報じた。
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