【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が3日午前、中国・北京で開かれた抗日戦争勝利80年記念の軍事パレードの会場に登場した。

 中国国営中央テレビ(CCTV)に映し出された金正恩氏は黒いリムジンから降り立った。専用列車で北京に到着した際に確認された娘のジュエ氏の姿は確認されなかった。

 多数の外国首脳が配偶者と共にレッドカーペットを歩いたが、金正恩氏の妻の李雪主(リ・ソルジュ)氏の姿もなかった。

 金正恩氏は人民服ではなく、黒いスーツに金色のネクタイを着用した。

 CCTVは金正恩氏が車を降りてから会場に入る様子を映し、礼遇した。

 中国の習近平国家主席が金正恩氏を出迎え、握手を交わした。金正恩氏はロシアのプーチン大統領より先に入場した。

 専用列車で1日に平壌を出発した金正恩氏は2日午後4時ごろ(現地時間)、北京に到着した。

 金正恩氏の訪中は5回目で、2019年1月以来、約6年半ぶりとなる。訪中に李雪主氏が同行したことは3回あるが、ジュエ氏が同行するのは今回が初めて。国際社会に対し、ジュエ氏が次期指導者であることを宣言する意味合いがあるとみられる。


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