韓国の外貨準備高４１６３億ドル　３カ月連続増加

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行（中央銀行）が３日公表した資料によると、８月末の外貨準備高は４１６２億９０００万ドル（約６１兆８０００億円）で、前月より４９億５０００万ドル増えた。

　外貨準備高は５月末に約５年ぶりの低水準となる４０４６億ドルまで減少したが、６月末から３カ月連続での増加となった。

　韓国銀行の関係者は、「米ドル安でドル以外の外貨建て資産のドル換算額が増加した。外貨資産の運用収益も増加した」と説明した。

　項目別にみると、国債や社債など有価証券は３６６１億６０００万ドルで１１億ドル増えた。

　預金は２５０億ドルで３７億５０００万ドル増え、国際通貨基金（ＩＭＦ）特別引き出し権（ＳＤＲ）は１５７億８０００万ドルで８０００万ドル増となった。

　金保有は４７億９０００万ドル。金は購入した当時の価格を表示するため、２０１３年２月から変動がない。

　韓国の外貨準備高は７月末現在、世界１０番目の規模。１位は中国（３兆２９２２億ドル）、２位は日本（１兆３０４４億ドル）、３位はスイス（１兆５２億ドル）だった。