1日に放送されたtvN STORYのテレビ番組‘火星人だけど大丈夫’には、閉経から12年後に初めての妊娠に成功したパクさんが出演し、高齢で妊娠できた秘訣を公開した。
1985年に結婚したパクさんは長い間子どもができず、様々な施術を受けたという。パクさんは「結婚すれば子どもはすぐにできると思っていたのにできなかった。病院で検査をしてみたら『卵管が閉鎖している』と言われた」と述べた。
それから10年間、体外受精を試みたりとあらゆる努力をしたが、子どもは授からず、結局45歳で閉経を迎えた。しかし、それから12年が過ぎて奇跡のようなことが起きた。再び生理が始まったのだ。
パクさんはただちに有名不妊専門医にメールを送って助けを求めたが、産婦人科側の反応は懐疑的だった。パクさんは「『機能に異常がないか検査を受けさせてほし』いと頼んだが、泣きながら頼んでも産婦人科ではすべて断られた」と述べた。
医学界で女性は35歳前後から可妊力が徐々に低下し、40代の中後半には卵巣の卵胞数と質が急激に減少するため、妊娠の可能性は著しく低くなると見ている。40歳以上の女性が妊娠する可能性はおよそ5%とも評価されている。
体外受精を断られたパクさんは、健康な体を作って再挑戦することを決心した。そのため「体を作るんだと決心した。当時は56歳だったが、身体年齢を12歳若返らせたら44歳なので可能だと思った」と述べた。
パクさんは漢方医院に通い、小麦粉、天ぷら、コーヒーなどをやめて野菜中心へと食習慣を変え、2年間運動を着実に続けた。再び訪れた産婦人科では身体年齢38歳と診断され、パクさんは体外受精に挑戦することができた。実際の年齢より20歳近く若いと判定されたからだ。そして最初に試みた体外受精で男女の双子の妊娠に成功した。
2012年9月、双子はそれぞれ体重2.23㎏、2.63㎏で健康に生まれた。還暦も近い58歳で母親になったパクさんは「『お母さん』という声を一度でいいから聞きたかった。ベビーカーを目にすると悲しくなることもあったが、58年間胸に思い続けてきた願いが実現した」と振り返った。続いて「40代で『年齢が高いからあきらめよう』という方たちがいるが、『その気になればできる』と伝えてあげたい」と語った。
当時、パクさんは韓国国内最高齢の出産記録を更新し、ニュースになったりもした。出産を手助けたソウルアサン(峨山)病院産婦人科のキム・アム教授チームは「パクさんは食事管理や運動などでものすごい情熱を見せてきた。この出産は人間の勝利であり、みんなで祝うべきことだ」と述べた。
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