朝鮮中央通信はこの日、「金正恩同志が中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利80周年記念行事に出席するため、9月1日に専用列車で出発された」と報じた。
金委員長を乗せた専用列車は、同日午前2時ごろに国境を通過したと通信は伝えている。金委員長の列車は、新義州と中国・丹東を結ぶ鴨緑江鉄橋を利用して国境を越えたと推定される。
また、今回の訪中には崔善姫(チェ・ソニ)外相をはじめ、党および政府の指導幹部が随行していると付け加えた。朝鮮中央通信が公開した写真には、金委員長の専用列車内の執務室車両に、崔善姫外相および金成男(キム・ソンナム、朝鮮労働党国際部長)とみられる人物が同乗している様子が写っている。
金委員長が列車の前でタバコを吸いながら、崔外相や趙甬元(チョ・ヨンウォン)、金徳訓(キム・ドックン)党書記と会話している写真も公開されたが、彼らが列車に同乗したのか、あるいは見送りのために出てきたのかは明らかでない。夫人の李雪主(リ・ソルジュ)氏や娘の金主愛(キム・ジュエ)氏、妹の金与正(キム・ヨジョン)党副部長が同行しているかどうかについても公開されていない。
北朝鮮が最高指導者の海外訪問を出発直後に公開するのは異例との評価が出ている。2023年9月10日に平壌を出発してロシアを訪問した際は、2日後の9月12日に国営メディアを通じて報道された。
金委員長は、習近平中国国家主席の招待により、3日に北京で開催される中国の戦勝節80周年記念軍事パレードに、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領らと共に出席する予定である。
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