韓国の展望台から望む北朝鮮地域(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国の展望台から望む北朝鮮地域(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は29日に公表した北朝鮮経済に関する報告書で、北朝鮮の2024年の実質国内総生産(GDP)を国連が定める基準によって推計した結果、前年比3.7%増の36兆9654億ウォン(約4兆円)だったと明らかにした。3.1%増加した23年に続く2年連続での増加となり、増加幅は16年(3.9%)以来の高水準となった。国策事業の強化やロシアとの経済協力の拡大が後押ししたとみられる。

 韓国銀行の担当者は「対内的には国策事業の推進が強化され、対外的にはロシアとの協力が拡大したことで、製造業、建設業、鉱業が大きく伸びた」と説明した。

 北朝鮮は21年から国家経済発展5カ年計画を推進し、24年からは地方の生活水準を飛躍的に改善させる政策を進めている。

 産業別にみると、製造業が設備増設や武器類の輸出増加などに支えられ、7.0%増えた。1999年(7.9%)以来の高い増加率となった。

 鉱工業は石炭、金属、非金属が全て増えて8.8%増加し、建設業も住居用建物を中心に12.3%増えた。 

 2024年の北朝鮮の貿易額(韓国を除く)は27億ドル(約3970億円)で前年比2.6%減少した。

 輸出は3億6000万ドルで10.8%増加したが、輸入は23億4000万ドルで4.4%減少した。 

 昨年、韓国と北朝鮮の搬出・搬入はなかった。

 南北間の搬出・搬入は16年に3億3260万ドルを記録したが、南北経済協力事業の北朝鮮・開城工業団地の稼働が同年停止したことで急減。20年は390万ドル、21年は110万ドル、22年は10万ドルと減少し、23年以降はゼロになった。


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