APECのエネルギー担当相会合の様子(産業通商資源部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
APECのエネルギー担当相会合の様子(産業通商資源部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【釜山聯合ニュース】韓国南部の釜山で27日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)のエネルギー担当相会合が2日間の日程で始まった。

 10月末から韓国南東部の慶州で始まるAPEC首脳会議を前に、APEC加盟国・地域のエネルギー転換や革新の方向性を設定し、協力策を議論するのが目的。世界が気候変動危機に直面する中、カーボンニュートラル(炭素中立)を推進するとともに、エネルギー安全保障実現のため各国のエネルギー担当相やグローバル企業、国際機関などが議論する。世界銀行や世界経済フォーラム(WEF)、アジア開発銀行(ADB)も参加する。

 韓国は2005年に慶州で同会議が開かれて以来、20年ぶりに議長として議論をリードする。議題は安定的な電力供給の拡大、電力網の安全保障と信頼性強化、AI(人口知能)を活用したエネルギー革新の三つに設定した。

 韓国産業通商資源部の李浩鉉(イ・ホヒョン)第2次官は開会のあいさつで、韓国が電力需要の急増に対応するため電力供給の拡大へ多様なエネルギー技術を開発していると紹介。今回の会合が域内のエネルギー協力の方向性を共に発展させる重要なきっかけになることを期待した。


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