LGイノテックと米インテル、AIスマートファクトリー構築へ=韓国
LGイノテックと米インテル、AIスマートファクトリー構築へ=韓国
部品メーカーのLGイノテックが米半導体大手インテルと協力し、コスト効率を高めたAI(人工知能)スマートファクトリーを構築する。CPU(中央処理装置)を処理の中心に据えたうえでAIを使用する検査システムの構築に向け、議論を進めている。

LGイノテックの全製造工程にAIを導入し、検査を自動化するシステムの構築を目指す。高価格の半導体なしでも運用できる点が、最大の特徴となる。

同システムが生産ラインから得たデータはCPUに内蔵されたGPU(画像処理装置)が処理する。不良率などの品質管理データを確保し、工程の改善に活用。GPUで処理が難しい大容量データや高解像度で複雑な画像の分析のみ、外付けGPUで対応する仕組みだ。

LGイノテックは「本来AIで行う細かな調整作業をCPUでのみ行うため、費用を最小化できる」と述べている。

LGイノテックは2024年、カメラモジュールの生産ラインにインテルのAIビジョン検査ソリューションを導入した。2025年にはFC-BGA(フリップチップ・ボール・グリッド・アレイ)を生産する韓国クミ(亀尾)工場と海外工場にも拡大していく。

両社は今後、インテルのAIアクセラレーター「ガウディ」を搭載したAIサービスも、同システムに搭載する予定だ。


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