【ソウル29日聯合】韓国電子情報通信産業振興会(KEA)が、来年は情報技術(IT)輸出増加率が小幅鈍化し、1けたを記録するとの見通しを示した。
 KEAの李鑑烈(イ・カムヨル)副会長が29日、ソウル市内のホテルで開かれた「2009IT産業展望カンファランス」の基調演説で明らかにした。今年のIT輸出は1431億ドルで昨年より10.0%増加、来年には1568億ドルで9.6%増加を見込んでいるという。

 李副会長は来年の分野別見通しとして、携帯電話端末は世界的な景気低迷の影響で、買い替え周期が平均6か月以上伸びるものと予想され、輸出増加率は11.9%と、今年の増加率27%より下がるだろうと述べた。家電も最大市場の米国の消費が急速に後退しており、輸出増加率は3.5%で今年の5.6%から鈍化すると予想。ディスプレーは景気低迷のほかに市場が成熟期に入ってこともあり、輸出増加率が今年35.1%から来年には9.4%に下がるとした。ただ、半導体は下半期以降、メーカーの設備投資縮小に伴い供給が減少し、来年には今年(マイナス5.7%)より10.1%増加すると予測した。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0