映画祭執行委員会は26日に開いた記者会見で今年のオープニング作、招待作の本数、映画祭の企画方針などについて説明した。
今年招待されたのは241作品で、昨年より17作品増えた。付帯イベントなどでの上映作を含めると全体で328作品になる。
BIFFは9月17~26日に映画祭専用館「映画の殿堂」一帯で開かれる。
オープニング作にはパク・チャヌク監督の新作映画「仕方がない」(原題)が選ばれた。同作主演のイ・ビョンホンは開会式の司会も務める。
2025年の「アジア映画人賞」にはイランのジャファル・パナヒ監督が、韓国映画功労賞にはチョン・ジヨン監督、映画界に貢献した女性に贈られるカメリア賞には台湾のシルビア・チャン(張艾嘉)監督が選ばれた。
BIFFは今年30周年を迎えコンペティション部門を新設し、14作品を選出した。大賞、監督賞、審査委員特別賞、俳優賞、芸術貢献賞の5賞が用意された。
特別企画プログラムも大幅に増えた。イタリア映画の巨匠マルコ・ベロッキオ監督が初めてアジアの映画祭に参加するほか、フランスの俳優、ジュリエット・ビノシュの作品が上映される。
巨匠の最新作に出会えるアイコン部門の作品も、昨年の17作品から今年は過去最多の33作品に増えた。
アジアの新鋭を発掘し、自主制作(インディーズ)映画を育成するために設置されたビジョン部門は対象をアジア全域に拡大し、今年は韓国から12作品、韓国を除くアジアから11作品が選ばれた。
30回を迎えた今年は世界の著名な映画関係者が参加し、日本からは渡辺謙、西島秀俊、岡田准一、小栗旬などが参加する。
閉会式は従来とは異なり、映画関係者が授賞者として参加し、受賞作も現場で公開される。
釜山国際映画祭の執行委員長は「現在、韓国映画が危機にひんしていることを皆が知っている」として「記念碑的ながらも過去最高、最多を記録する今回の映画祭で韓国映画の危機克服と再飛躍を模索する」と話した。
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