数十億ドル規模のビットコインのクジラが、最近イーサリアムに大規模な投資を行い、市場の注目を集めている。

25日(現地時間)、コインテレグラフは、あるビットコインのクジラ投資家が、7年以上保有していた約25億9000万ドル相当の2万2769 BTCを売却し、これをイーサリアムに転換したと報じた。

彼は、総計47万2920個の現物イーサリアム(約22億ドル相当)と5億7700万ドル規模のイーサリアム無期限ロングポジションを、分散型取引所ハイパーリキッド(Hyperliquid)を通じて確保したという。

ブロックチェーン分析プラットフォームのルックオンチェーンによると、このクジラは先週開設したロングポジションのうち、約4億5000万ドル相当を平均イーサリアム価格4735ドルで清算し、3300万ドルの利益を確定させた。その後、彼はさらに1億800万ドル相当の現物イーサリアムを追加購入し、現在も4万212イーサリアム(約1億8400万ドル規模)のロングポジションを維持している状態だ。ルックオンチェーンは「このポジションだけで約1100万ドル以上の未実現利益が発生している」と伝えた。

直近1ヶ月間でイーサリアムは約25%上昇し、同じ期間に5.3%下落したビットコインを大きく上回った。これにより、クジラの需要がイーサリアムに集中しており、一部のアナリストはこのような資金移動が先週ビットコイン価格が11万2000ドルまで急落した主要因の一つだと指摘している。実際、24日にはビットコインがわずか9分で2.2%急落し、11万2174ドルまで下落した。

ビットゲット(Bitget)CEOのグレイシー・チェン(Gracy Chen)は、「ビットコインは当面、11万~12万ドルのレンジでボックス相場を示す可能性が高い」と予測し、「これにより投資資金がイーサリアムに流れ、新たな史上最高値を狙う可能性がある」と分析した。彼は「イーサリアムが4,300ドルを突破したのは、強力なエコシステム需要とアルトコインシーズンの始まりを示すシグナルだ」と述べ、今後の目標価格を4,600~5,200ドルと提示した。
Copyright(C) BlockchainToday wowkorea.jp 117