トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスでイ・ジェミョン(李在明)大統領と首脳会談を行い、慰安婦問題に対して「韓国が執着している」という強い表現を使用した。
さらにトランプ大統領は「私はその問題は過去数十年間で解決されたと思っていた」と述べ、「しかしそこには複合的な問題がある」として、慰安婦問題の背景にある歴史的・社会的摩擦を認める発言も行った。
トランプ大統領は「日本は韓国と非常に仲良くしたいと思っている。(日本人は)立派な国民だし、(日本は)立派な国だと思う」と述べ、「日本と韓国は共通点がある。北朝鮮問題を解決したがっている」と強調し、日韓の歴史問題の仲裁者を自認する姿も見せた。
続けてトランプ大統領は「日本は関係改善を望んでいるが、韓国は積極性に欠ける」と述べ、慰安婦問題の解決に対して消極的だった日本の態度は問題視しなかった。
李大統領は米国訪問前に日本を訪問して石破首相と首脳会談を行ったことについて触れ、「われわれが直面している困難な問題を解決するために努力した」と述べた。
トランプ大統領は韓国の歴史に関連し、中国について言及する場面もあった。トランプ大統領は「ふたつの韓国があるが、一時非常に大きくて強力な(ひとつの)国家があり、その国は中国と戦争をした」と述べた。
トランプ氏は2017年にフロリダ州で習近平主席と会った後、「韓国は実際に中国の一部だったそうだ」と述べて議論を呼んでいたが、この日の公開会談ではこれに関する発言はなかった。
また、日韓関係や歴史問題などを話題にする時には「私が間違っているかもしれない」と前置きし、慎重な姿勢を見せた。
この日トランプ大統領は、首脳会談の約3時間前に突然SNSに「韓国で粛清または革命が起きたとみられる」と書き込み、「我々はそんな場所で事業を行うことはできない」と発言し、緊張感を高める一幕もあった。この発言は会談時にトランプ大統領が「誤解だと確信している」と発言したことで一段落した。
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