6日、光化門にある特別検事事務所に出席する尹錫悦前大統領夫人の金建希氏(写真=共同取材団)
6日、光化門にある特別検事事務所に出席する尹錫悦前大統領夫人の金建希氏(写真=共同取材団)
ユン・ソギョル(尹錫悦)前大統領夫人のキム・ゴンヒ(金建希)氏が25日、ミン・ジュンギ特別検事チームが行う調査に出席する。12日の拘束後から供述を拒否し特検の捜査に協力していない金夫人は、この日の調査でも「知らぬ存ぜぬ」の立場を一貫する可能性が高い。


法曹界によると、ミン・ジュンギ特検チームはこの日の午前10時から金夫人を召喚して取り調べを行う。12日に拘束された金夫人に対する調査は14日、18日、21日に続いて4度目だ。金夫人は23日の特検召喚通知に対して健康問題を理由に欠席している。

特検チームは、金夫人と同時にコンジン(建振)法師のチョン・ソンベ氏を召喚して取り調べを行う予定だ。さらに、供述内容の異なる金夫人とチョン氏を同時に取り調べる可能性があるとの見方が強い。

金夫人は2022年の4月から6月、旧統一教会のユン・ヨンホ前世界本部長から教団の懸案について便宜を受ける目的で2000万ウォン(約213万円)相当のシャネルのバッグ2点と6000万ウォン(約640万円)台のグラフのダイヤモンドネックレス、チョンスサム(天寿参)の高麗人参濃縮茶などをチョン氏を通じて受け取った疑惑を受けている。金夫人には特定犯罪加重処罰法のあっせん収賄容疑が適用されている。チョン氏の拘束令状請求書には金夫人が「共犯」と指摘されていることが確認された。

しかし、金夫人は拘束後から供述拒否権を行使しており、チョン氏も容疑を否認しているため、同時尋問では効果が上がらないとする見方もある。

金夫人は拘束されて以降、特検の調査で陳述を拒否したり、「記憶がはっきりしない」などと供述するなどしている。拘束前には積極的に容疑を否認していたが、態度を一変させている。

この他に特検チームは金夫人について、ミョン・テギュン氏を通じた公認介入疑惑、ヤンピョン(楊平)の高速道路の路線変更について便宜を図った疑惑、ドイツモータースの株価操作関与疑惑などについて捜査を行っている。

裁判所が金夫人の拘束令状期間の延長を許可し、金夫人の拘束期限は今月の31日となった。金夫人の1次拘束期間は拘束令状が出された12日から10日間の21日までだった。刑事訴訟法上、裁判所は検察の申請によって捜査を続けるのに妥当な理由があると認めた場合には、1回のみ最長10日まで拘束期間の延長を許可することができる。特検は延長された拘束期間内に被疑者を起訴しなければならず、追加の延長はできない。

特検チームは今週の捜査を終えた後、29日頃に金夫人を起訴するものと予想されている。
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