記者会見を開き、23日の韓日首脳会談について説明する魏聖洛・国家安保室長=24日、東京(聯合ニュース)
記者会見を開き、23日の韓日首脳会談について説明する魏聖洛・国家安保室長=24日、東京(聯合ニュース)
【東京聯合ニュース】韓国の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は24日、東京で記者会見を開き、23日に開かれた韓日首脳会談について、「韓米日の協力強化を実現したという意味がある」と評価した。

 魏氏は「韓日の(首脳同士が相互訪問する)シャトル外交を早期に復元した」として、「日本との関係を発展させることについて米国も前向きだと思う」と表明。「韓米日協力は米国も重視する課題」とし、「これまでは韓日関係が良好ではない状況で米国が3カ国の協力を進める場合が多かったが、今回はわれわれが主導的に日本に次いで米国を訪問する様子を演出した」と説明した。

 そのうえで、「李在明(イ・ジェミョン)大統領の今回の訪日を日本のメディアは『サプライズ』と表現し、『韓国の保守政権でも前例がない』という日本政府関係者の発言もあった」として、「このような良い雰囲気に基づき、米国との協議に臨む」と述べた。韓日関係の発展が韓米日の協力につながる「好循環」を構築し、米ワシントンで25日に開かれる韓米首脳会談で有利な環境を醸成する考えとみられる。

 李大統領と石破茂首相は会談で、トランプ米大統領との会談をテーマに意見交換するなど、対米戦略を共有した。魏氏は「両首脳は少人数会合で相当な時間を対米関係や関税交渉などにあてた」として、「石破首相が(トランプ大統領との会談に関する)経験やこれまで感じたことをわれわれにアドバイスする形で話す方式だった」と伝えた。そのうえで、「大きな参考になったと思う。日本側に感謝したい」と述べた。

 魏氏は「韓米首脳会談では両国の経済通商分野をどう安定化するか、韓米同盟をどう現代化するか、新しい協力領域をどう開拓するかの三つが主なテーマ」だとして、韓日首脳会談での議論が役に立つとの意見を示した。


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