郵政事業本部は航空便の米国向け小包の引き受けを25日から停止すると発表した=(聯合ニュース)
郵政事業本部は航空便の米国向け小包の引き受けを25日から停止すると発表した=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の郵政事業本部は21日、航空便の米国向け小包の引き受けを25日から停止すると発表した。書類を除く国際スピード郵便(EMS)も26日から引き受けを停止する。

 船便についてはすでに引き受けを停止している。

 米政府が小口輸入に対する非関税措置を全面撤廃することに伴う措置だ。米国は800ドル(約12万円)以下の商品について関税を免除する「デミニミス・ルール」と呼ばれる免税措置の適用を29日(米東部時間)から停止する。

 郵政事業本部は米国向けの全ての配送品について申告や関税義務が課されることになるため、現在の体制では発送処理が追いつかないとして引き受けを停止すると説明した。

 ただ、民間業者と提携する「EMSプレミアム」を利用すれば米国の関税政策とは関係なく発送できるという。同サービスでは民間業者が通関を代行し、受取人に関税が課される。

 曺海根(チョ・ヘグン)郵政事業本部長は「米国の関連動向を綿密にモニタリングし、早急に対策を用意して国民の不便を減らすよう最善を尽くす」と話している。


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