金氏は法務部の護送車に乗せられ収容先のソウル南部拘置所を出て、ソウル中心部の光化門近くのビルにある取調室に到着し、午後2時10分ごろから午後5時半ごろまで取り調べを受けた。
特別検察官側は、金氏が「コンジン法師」と呼ばれる呪術師のチョン・ソンベ氏を通じて世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部からダイヤモンドのネックレスや高級バッグを受け取り、その見返りとして教団のカンボジア事業などで便宜を図った疑いについて質問したが、金氏はほとんどの質問に対して供述を拒否したという。
特別検察官チームは23日午前10時に改めて出頭するよう通知した。
特別検察官側は7日に資本市場法違反やあっせん収賄などの容疑で金氏の逮捕状を請求。ソウル中央地裁は12日深夜、「証拠隠滅の恐れがある」として逮捕状を発付した。逮捕後の取り調べは14日、18日に続き、3回目。金氏は一貫して供述を拒否している。
金氏は2022年の大統領選で政治ブローカーのミョン・テギュン氏が世論調査を無償で引き受けた見返りとして、同年の国会議員補欠選で当時与党だった「国民の力」の金映宣(キム・ヨンソン)前議員が党公認候補に選ばれるよう尹氏とともに影響力を行使した疑いや、09~12年に行われた輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の株価操作に関与した疑いなども持たれている。
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