行政安全部長官には大統領による恣意(しい)的な戒厳宣言を防ぐ責務があるにもかかわらずこれを履行せず、違法な戒厳を事実上ほう助したと判断し、内乱を企てた尹氏の共犯とみなした。
李氏は非常戒厳を宣言しようとする尹氏に対し、「国民が受け入れない」「閣僚も反対している」などと反対したと主張しているが、特別検察官側は李氏の反対が十分でなかったか、実際に行われなかったとみなした。
李氏は宣言直後、消防庁トップらに電話し、尹政権に批判的だった報道機関やテレビ局の電気や水道を止めるよう指示することで内乱に積極的に加担した疑いも持たれている。
尹氏が戒厳宣言の当日、李氏に対し、このような指示が書かれた文書を渡していたことが分かっている。
特別検察官チームはこのような点から、李氏が内乱に関連する行為を指揮したほか、その他の重要な任務に従事したとみて「内乱重要任務従事」の罪を適用した。
非常戒厳宣言と関連し、尹政権の閣僚が逮捕・起訴されたのは金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官に続き2人目。李氏と金氏は尹氏と同じ高校出身で、同氏の最側近だった。
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