18日消防によると、17日午前8時10分ごろ、麻浦区チャンチョン(倉川)洞のマンションで火災が発生し、住民2人が死亡、13人が負傷した。
火が出た部屋には夫婦と息子の3人がおり、20代の息子は現場で死亡し、60代の母親は心肺蘇生(CPR)を受けた後、病院に運ばれたものの、その後死亡した。60代の父親はやけどを負い、住民12人が煙を吸って病院に運ばれた。
遺族の中からは、「息子の部屋で充電中だった電動スクーターのバッテリーから爆発が発生した」という趣旨の陳述が出ているという。電動スクーターなどに使われるリチウムイオンバッテリーは構造上、圧力に弱く、過熱や不良充電により内部ショートが発生すると激しい爆発を起こす危険がある。
住民の間からは「ドン」という音が数回聞こえ、火と黒煙が見えたという目撃談も出ている。
警察によると、リチウムイオンバッテリーの内部で発熱反応が連鎖的に起こったことで、数秒間に温度が摂氏1000度にまでコントロール不能な状態で急上昇する「熱暴走」現象とよく似ているという。
また、火災が発生した14階にはスプリンクラーが設置されておらず、人命被害を拡大させたとみられる。このマンションは建築当時、16階以上にのみスプリンクラーの設置が義務付けられていた。
消防と警察はきょう午前10時から合同鑑識を開始し、正確な発火地点と火災原因などを調査する予定だ。
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