SKハイニックス、半導体開発に特化したAI「ガイア」を開発＝韓国

半導体大手のSKハイニックスが、半導体業務に特化した生成型AI（人工知能）プラットフォーム「ガイア」を開発したと発表した。

ガイアは利用者が社内ネットワーク内で安全に生成型AIを活用し、業務に特化したサービスを開発・運用できるようにするプラットフォームだ。従来の業務プロセスをそのまま反映したエージェンティックAIを構築できる。

SKハイニックスは7月、ビジネス特化サービスとして設備保全エージェントや会議エージェントなどのベータ版をオープンした。いずれも半導体の生産や製造に活用できる点が特徴だ。

また8月初めには自社向け生成型AIである「LLM Chat」のベータ版をオープンしている。社内のセキュリティネットワークへ安全に接続し、社内データや質疑応答サービスを利用して業務を効率化できる。このほか通信大手のSKテレコムと共に、BtoBソリューション「エードットビズ」を11月に公開する予定だ。

同社の最終的な目標は、AIエージェントを統合・管理するエージェント・オーケストレーション技術の開発となる。またLLM Chatやエードットビズを統合したエージェントAIの開発、工場内の全システムが連動した統合スマートファクトリーの実現も目指す。