「気を付けて生活しなければ」…金建希氏が収監される拘置所の独房とは=韓国
「気を付けて生活しなければ」…金建希氏が収監される拘置所の独房とは=韓国
韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)元大統領の夫人であるキム・ゴンヒ(金建希)氏に対する特別検察官チームの拘束令状が12日に発付され、金夫人はソウル南部拘置所に正式に収容された。

尹元大統領とともに憲政史上初めて元大統領夫妻が同時に拘束された状況だ。

きょう裁判所の拘束前被疑者審問(令状実質審査)終了後、ソウル・クロ(九老)区にある南部拘置所の被疑者勾引待機室にいる金夫人は収容棟に移動することになる。

南部拘置所は2012年に新築され、韓国の拘置所・刑務所の中では最も施設が良いという。

金夫人は電子映像装備を活用した精密身体検査を受け、未決囚の収容者服に着替えた後、収容番号を付けて「マグショット」を撮るという手続きを経る予定だ。携帯電話などの所持品は全て回収される。

2023年に放送されたSBSの番組「関係者以外出入り禁止」では、実際に肛門検査などの入所手続きを全て経て南部拘置所に収容された芸能人の出演者らが、「気を付けて生活しなければならない」と念を押す様子もみられた。

金夫人は尹元大統領と同様に独房に収容される予定だ。元大統領の配偶者という身分を考慮した措置とみられる。

独房の規模は通常2~3坪余りで、収納と折り畳み式テーブル、テレビ、便器と洗面台などがある。ベッドはなく床に布団を敷いて就寝する。

入浴や運動は他の収容者と顔を合わせないように時間が調整されるとみられる。

食事のメニューも一般収容者と同じだ。13日の朝食は食パン、いちごジャム、牛乳、グリルフランクソーセージ、野菜サラダだ。

拘束の執行と同時に金夫人の身柄が矯正当局に引き渡されたことで、大統領警護処の警護も中断される。これにより今後、捜査機関に赴いて調査を受ける場合、警護処の車両ではなく法務部(部は省に相当)の護送車を利用しなければならない。

ソウル中央地裁のチョン・ジェウク令状担当裁判長はきょう、資本市場法違反、特定犯罪加重処罰法上の斡旋(あっせん)収賄の容疑で特別検察官チームが請求した金夫人の拘束令状を発布した。
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