聯合ニュースの黄大一(ファン・デイル)社長(手前右)とVNAのブー・ビエット・チャン社長(同左)=12日、ソウル(聯合ニュース)
聯合ニュースの黄大一(ファン・デイル)社長(手前右)とVNAのブー・ビエット・チャン社長(同左)=12日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースは12日、人工知能(AI)を基盤とするベトナム語のニュースサービスを円滑に行うため、ベトナム国営通信社VNAと協約を締結した。

 聯合ニュースの黄大一(ファン・デイル)社長とVNAのブー・ビエット・チャン社長はこの日、ソウル市内で開かれた両国のビジネスフォーラムでニュース交流協定改正・更新協約書を交換した。

 協約に基づき、VNAは聯合ニュースが提供するベトナム語ニュースの品質を高めるため、ソウル支局を中心に諮問を担当する。

 黄社長は聯合ニュース本社でチャン氏と面会し、「聯合ニュースが韓国に住む約30万人のベトナム人だけでなく世界のベトナム語圏の読者に向け、韓国の主要ニュースや情報を最も正確で迅速に提供するチャンネルになることを願う」と述べた。

 聯合ニュースは韓国とベトナム間の相互理解を促進し、韓国に住むベトナム人が情報から疎外されることがないよう、前日からベトナム語でのニュース配信を開始した。 

 ベトナム語のニュースは、聯合ニュースが作成した韓国語や英語の記事をAIで翻訳し、ネイティブが監修した後に韓国人編集者がAIを用いて再検証する方法で翻訳の品質を高め、正確性を確保する。

 ベトナム語ニュースの開始により、聯合ニュースの外国語サービスは英語、中国語、日本語、アラビア語、スペイン語、フランス語と合わせて七つの言語に増えた。 

 両社は2022年12月に締結したニュース交流協定に基づき、ニュースコンテンツの無償提供を継続する。さらに、聯合ニュースが韓国の対外イメージ向上に役立つ記事をVNAに提供するなど、国家広報ニュースの分野でも協力する。


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