韓国の産業通商資源部や大韓商工会議所、ベトナム財務省などの共催で、訪韓しているベトナム最高指導者のトー・ラム共産党書記長や韓国の金民錫(キム・ミンソク)首相が出席した。企業からは韓国の朴承熙(パク・スンヒ)サムスン電子社長や秋亨旭(チュ・ヒョンウク)SKイノベーション代表ら約300人が、ベトナムからはエネルギー大手ペトロベトナム(PVN)の会長や通信大手ベトテルの会長ら約200人が参加した。
両国は1992年の国交樹立後から交流を拡大し、貿易額は92年の5億ドル(約740億円)から昨年には867億ドルと約173倍増加した。韓国はベトナムにとって第3位の貿易相手で、韓国にとってもベトナムは第3位の貿易相手となっている。韓国はベトナムに計925億ドルを投資した最大の投資国で、現在、韓国企業約1万社がベトナムに進出している。
フォーラムでは両国の企業・機関の業務協力に関する了解覚書(MOU)の署名式が行われた。MOUには47の韓国企業・機関と37のベトナム企業・機関がエネルギーや造船、人工知能(AI)、先端素材、ドローンなどさまざまな分野で協力を強化する内容が盛り込まれた。
大韓商工会議所のユン・チョルミン国際通商本部長は「2022年の両国の首脳会談で設定した目標である『30年までの貿易規模1500億ドル』を達成するためには伝統的な製造業にとどまっている協力範囲を先端産業など多様な分野に拡大していく戦略が必要な時期」と強調した。
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