集会に参加した申一淑(シン・イルスク)韓国漫画家協会長(左)と権赫周(クォン・ヒョクジュ)韓国ウェブトゥーン作家協会長=11日、ソウル(聯合ニュース)
集会に参加した申一淑(シン・イルスク)韓国漫画家協会長(左)と権赫周(クォン・ヒョクジュ)韓国ウェブトゥーン作家協会長=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国漫画家協会と韓国ウェブトゥーン(縦スクロール漫画)作家協会は11日、ソウルの日本大使館前で集会を開き、日本政府に対し海賊版漫画サイト「ニュートッキ」運営者の身柄引き渡しを求めた。

 同サイトは韓国最大のウェブトゥーン違法流通サイトで、運営者は韓国人だったが2022年に日本国籍を取得した。

 韓国漫画家協会の申一淑(シン・イルスク)会長は「韓国ウェブトゥーンは数十年間にわたり若い作家たちが血と汗で築き上げた世界的な文化遺産」とし、大切な創作物が犯罪者たちによって違法にコピーされ、クリエーターのみならずウェブトゥーン産業全体が莫大(ばくだい)な被害を被っていると指摘した。

 韓国ウェブトゥーン作家協会の権赫周(クォン・ヒョクジュ)会長も、韓国政府が日本政府に犯罪人引き渡しを要求したにもかかわらず反応がないとして、韓国クリエーターの著作権侵害を事実上ほう助する行為だと批判した。

 サイト運営者の引き渡しを求める署名運動には約6500人が参加。署名は郵便と電子メールで在韓日本大使館に届けられた。 


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