10日MBCによると、事件は先月26日午前7時ごろ、ソウル・カンソ(江西)区トゥンチョン(等村)洞のマンションの周りで起きた。当時、犬を散歩させていた女性は上から落ちてきた何かが頭に当たり倒れた。
CCTV(防犯カメラ)映像には散歩をしていた女性が急に頭を押さえてしゃがみ込む様子がはっきりと映っている。前を歩いていた人も驚いて振り返り、女性の様子をうかがった。
事故原因はどこからか飛んできた20ミリリットルのガラスのジュース瓶2本だった。被害女性は、「急に頭に強い衝撃を感じ、しゃがみ込んでしまった」とし、「かばんの中がびっしょり濡れるほどに、手と携帯電話も血で染まっていた」と話した。
病院に運ばれた被害女性は額が2.5センチメートルほど裂け、2度の縫合手術を受けた。現在も心理的ショックにより精神安定剤を服用しているという。
警察は現場から20ミリリットルのガラスの空き瓶2本を発見した。しかし2週間が経過しても特別な手がかりは見つからず、国立科学捜査研究院にガラス瓶に対する遺伝子鑑識を依頼した状態だ。
マンションから物を投げ、他人の財産に被害を負わせた場合、刑法第366条(財物損壊など)に基づき3年以下の懲役または700万ウォン(約74万円)以下の罰金に処されることがある。投げた物が危険なものであれば量刑はさらに重くなることがあり、故意ではなくても民事上の損害賠償義務は避けられない。
特に今回の事件のように人が負傷したり死亡に至る場合、傷害致死、過失致傷、過失致死などが適用され、相当な法的責任を負わなければならない。
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