李大統領が１１日に臨時閣議開催　曺国元法相の恩赦決定か

【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明（イ・ジェミョン）大統領は１１日に臨時閣議を開き、文在寅（ムン・ジェイン）政権で法務部長官などを務めた曺国（チョ・グク）氏などの特別赦免（恩赦）について結論を下す。大統領室の姜由楨（カン・ユジョン）報道官が１０日、伝えた。

　臨時閣議は１１日午後２時半から開かれ、日本の植民地支配からの解放記念日「光復節」（１５日）に合わせた恩赦、特別減刑、特別復権、特別減免措置について審議し、決定する予定だ。大統領室は、１２日の閣議で恩赦が取り上げられる予定だと説明していたが１日前倒しとなった。

　恩赦の審査対象に含まれた曺氏は娘や息子の不正入学に絡む業務妨害罪などで懲役２年を言い渡され、昨年１２月に収監された。

　曺氏のほか審査対象には、旧日本軍の慰安婦被害者を支援する市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯（正義連）」への寄付金を横領した罪などに問われ、昨年１１月に懲役１年６カ月、執行猶予３年が確定した同団体前理事長の尹美香（ユン・ミヒャン）前国会議員も含まれているという。