洪前市長はこの日の午後、フェイスブックに「見苦しい論争をしている」とこのように記した。
金建希特検は前日、キョンギド(京畿道)ウィワン(義王)市のソウル拘置所に拘束収監中の尹前大統領に対する2回目の逮捕令状執行を試みたが、尹前大統領が頑なに拒否したため、またも執行に失敗した。先月10日、内乱特検によって拘束された尹前大統領は、ほぼ1か月間、捜査と裁判には全く応じていない。尹前大統領側は「今後、刑事告発および憲法訴訟など、すべての法的手段を動員して責任を問う」と主張している。
これについて洪前市長は「ムン・ジェイン(文在寅)政権の国政壟断事件を捜査していた時、尹錫悦とハン・ドンフン(韓東勲)は拘束されたチェ・スンシル(崔順実)が召還を拒否すると逮捕令状で強制的に押送したではないか」と批判した。
さらに「強制調査をしても『供述拒否権を行使するとあらかじめ告知していたので逮捕は違法』という論理にもあきれる。本来、逮捕というのは物理力を伴う強制処分だ」と指摘した。
洪前市長は「パク・クネ(朴槿恵)事件の時は毎日のように囚人服を着せて召還調査し、週に2~3回は戒厳下の軍事法廷のように裁判したではないか。『腰が痛いから刑務所に椅子を入れてほしい』というのも拒否したではないか。そのような悪いことをしておきながら、今になって見苦しいことをするのは正しい行動ではない」と批判した。
また「自身がしたことは名分があり、堂々としているなら、どんな取り調べでも拒否してはならない。元々特別捜査は枠組みをして捜査することだ。枠組みをしての捜査を拒否するなら、文政権の時の国政壟断捜査は今よりもはるかに激しかった」と主張した。
続いて「イ・ジェヨン(李在鎔)サムスングループ会長、ヤン・スンテ(梁承泰)最高裁長官の捜査が典型的な『でっち上げ捜査』だった。その時は正義の捜査で、今は政治弾圧なのか。蒔(ま)いた種は刈り取るのが世の道理だ」と付け加えた。
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