イーサリアムの共同創業者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)は、「イーサリアム(ETH)を購入・保有する公開企業がトークンの投資家層を拡大する点ではポジティブだが、過剰なレバレッジは危険だ」と警告した。

ブテリンは7日(現地時間)公開されたバンクレス(Bankless)のポッドキャストインタビューで、「イーサリアムを保有する公開企業が減少していることは、トークンをより多様な投資家に露出させる重要な役割を果たしている」と評価した。

彼は「明らかにそこには価値あるサービスが存在している」と述べ、「直接トークンを保有する代わりにイーサ財務会社を通じて投資する企業は、特に異なる財務状況にある人々により多くの選択肢を提供している」と説明した。

最近、暗号資産財務会社はウォール街で最も熱いトレンドとして浮上しており、数十億ドル規模で暗号資産(仮想通貨)を買い集め保有し、投資家がトークンに間接的に露出できるようにしている。最も人気のある暗号資産はビットコインとイーサリアムだ。

ブテリンは、イーサリアムの未来が過剰なレバレッジにより危険に陥らないよう注意を促し、「もし3年後に私を起こして財務会社がイーサリアムの崩壊を引き起こしたとすれば、その理由は恐らく過剰なレバレッジゲームに変化したためだろう」と述べた。

彼はイーサ価格の急落が強制清算を引き起こし、連鎖的に価格が暴落し信頼も失われる最悪のシナリオを説明しました。

しかし、ブテリンはイーサリアム投資家がそのような崩壊を回避する十分な自制心を持っていると確信し、「私たちが言及している人々は、2022年に崩壊したテラ(Terra)ブロックチェーンの共同創業者ド・クォン(Do Kwon)の追随者ではない」と付け加えた。

現在、イーサ財務会社が保有するイーサの規模はほぼ120億ドルに上り、ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(BitMine Immersion Technologies)とシャープリンク・ゲーミング(SharpLink Gaming)が先頭を走っている。

ビットマインは83万3,100 ETH(約32億ドル)を保有し、公開企業の中で暗号資産保有量基準で4番目に大きい。

シャープリンクとイーサマシン(The Ether Machine)はそれぞれ20億ドル、13億4,000万ドル相当のイーサリアムを保有しており、イーサリアム財団(Ethereum Foundation)とパルスチェーン(PulseChain)が上位5位にランクインしている。
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