小泉農相が９日から訪韓　ＡＰＥＣ出席＝韓国外相と「異例の会談」も

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は８日、小泉進次郎農林水産相がソウル郊外の仁川で開かれるアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）食料安全保障担当相会合や韓中日農業相会合に出席するため、９～１１日の日程で韓国を訪問すると明らかにした。

　趙顕（チョ・ヒョン）外交部長官は１１日に小泉氏と会談する予定だ。目立った懸案がないにもかかわらず、外交部長官が外交担当ではない外国の閣僚と会談するのは異例だ。

　韓国の日本産水産物の輸入規制問題について議論する可能性があるとの見方も出ている。外交部当局者は「（日本側が）この問題を提起すれば、われわれの基本的な立場に従って適切に対応する」と述べた。

　趙氏は就任後初めての海外訪問先として日本を選ぶなど、李在明（イ・ジェミョン）政権の韓日協力路線を具体化している。小泉氏との会談も日本の各界との接触を拡大するためとみられる。外交部は「政府はより強固で成熟した韓日関係の構築のため、さまざまな高官交流を推進しており、（小泉氏との）面会もその一環」と説明した。