韓国政府が島の数などの現況を公式発表したのは今回が初めて。
これまで住民が1人以上登録された有人島は行政安全部が、満潮時に海面上に現れるが、人が居住していない無人島は海洋水産部が管理するなど、一元化されていない管理体系により、重複や脱落などの問題があった。これを受け、島振興院は官庁や自治体ごとに管理していた島に関するデータを行政安全部や海洋水産部と共同で整理し、「2025年有人島現況調査」の結果をまとめた。
調査によると島が最も多い地域は全羅南道で有人島が277島、無人島が1741島あり、全国の島の59.5%を占めた。
慶尚南道555島(有人80島・無人475島)、忠清南道285島(有人37島・無人248島)、仁川192島(有人40島・無人152島)、全北道130島(有人25島・無人105島)、済州道67島(有人8島・無人59島)と続いた。
島の人口は韓国の総人口の1.59%に当たる計81万3475人だった。
島振興院は島の人口や面積、施設などのデータを取りまとめた総合プラットフォームを構築する計画で、官庁間で構築のための予算について協議を進めている。プラットフォームが構築されれば、島に関する政策の優先順位の決定や政策による効果の確認に役立つと期待される。
島振興院の担当者は「島の現況データは住民の暮らしを理解し、未来を準備する最も基礎的なデータ」とし「今後は島の環境、安全、観光、交通など多様な分野と連係し島政策の基盤を作る」と話した。
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