特別検察官による取り調べを終え帰宅する金建希氏=6日、ソウル(聯合ニュース)
特別検察官による取り調べを終え帰宅する金建希氏=6日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁は12日午前、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る複数の不正疑惑などを捜査する特別検察官が請求した金氏の逮捕状審査を行う。

 特別検察官は7日、資本市場法違反や政治資金法違反、収賄などの容疑で金氏の逮捕状を請求した。12日夜にも審査結果が出る見通しだ。

 金氏には輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の株価操作に関与した疑いがかけられている。また、尹政権で与党だった「国民の力」の公認候補選びに不正に介入した容疑や、呪術師を通じて世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部からダイヤモンドのネックレスや高級バッグを受け取り、その見返りとして教団のカンボジア事業などで便宜を図った疑いなどが持たれている。

 特別検察官チームは6日に金氏を取り調べたが、金氏は容疑を否認したという。

 金氏の逮捕状が発付されれば、史上初めて大統領経験者と夫人が逮捕されることになる。尹氏は内乱首謀などの容疑で逮捕・起訴され、裁判を受けている。


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