ソウル・光化門にある特別検察官の事務所に出頭した際、国民に向け謝罪した金建希氏(写真共同取材団)=6日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル・光化門にある特別検察官の事務所に出頭した際、国民に向け謝罪した金建希氏(写真共同取材団)=6日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏が6日午前、自身の複数の不正疑惑を捜査する特別検察に被疑者として初めて出頭し、約7時間にわたり取り調べを受けた。

 取り調べは午前10時半ごろに始まり、午後6時前に終わった。供述調書を確認して帰宅する見通しだ。

 午後9時以降も取り調べが続く可能性があるとみられていたが、金氏が拒否したようだ。午後9時以降は本人の同意が必要となる。

 午前の取り調べは正午前に終わり、午後1時に再開された。昼食時間以外にも休憩は午前に1回、午後に少なくとも3回、計50分間あった。

 特別検察官は金氏に対し、輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の株価操作に関与した疑惑や政治ブローカーのミョン・テギュン氏と共に尹政権で与党だった「国民の力」の公認候補選びに不正に介入した疑惑、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元幹部が「コンジン法師」と呼ばれる呪術師を通じて金氏にダイヤモンドのネックレスや高級バッグを渡し、教団のカンボジア事業などで便宜を図るよう依頼した疑惑の順に取り調べを行ったことが分かった。

 特別検察官は16の疑惑を捜査対象としている。中堅建設会社、三扶土建の株価操作疑惑など別の事件についても金氏を出頭させ、取り調べを行うとみられる。

 金氏が容疑を全面的に否認した場合、特別検察官が逮捕状を請求する可能性もある。


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