徴用被害者を支援する韓国の市民団体「日帝強制動員市民の集まり」によると、忠魂碑は1912年(推定)に務安郡望雲面の小学校の正門に建てられたもので、数年前に所在不明となった。
忠魂碑は旧日本軍の陸軍大将が日露戦争などでの戦死者を追悼するために建てた植民地時代の遺物で、当時、小学校前を通る人々は忠魂碑に向かって一礼しなければならなかった。1945年の光復(日本による植民地支配からの解放)後は川の飛び石として使われたが、地域住民が持ち帰り、保管したという。
同団体は、数年前にこの住民が亡くなってから忠魂碑の行方が分からなくなっている状態だと説明した。
団体関係者は「忠魂碑は日本による侵略の歴史を物語る大切な史料だ。望雲面一帯に横断幕を設置し住民に情報提供を呼び掛けている」と述べた。
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