韓国の外貨準備高４１１３億ドル　２カ月連続増加

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行（中央銀行）が５日公表した資料によると、７月末の外貨準備高は４１１３億３０００万ドル（約６０兆８２３０億円）で、前月より１１億３０００万ドル増えた。

　外貨準備高は５月末に約５年ぶりの低水準となる４０４６億ドルまで減少したが、６月末から２カ月連続での増加となった。

　韓国銀行の関係者は、米ドル高でドル以外の外貨建て資産のドル換算額は減少したものの、外国為替平衡基金債券（外平債：外貨資金の需給調節を目的とした債券）の新規発行や外貨資産の運用収益の増加が影響したと説明した。

　項目別にみると、国債や社債など有価証券は３６５０億６０００万ドルで６５億６０００万ドル増えた。

　一方、預金は２１２億５０００万ドルで５２億９０００万ドル減り、国際通貨基金（ＩＭＦ）特別引き出し権（ＳＤＲ）は１５７億１０００万ドルで１億９０００万ドル減った。

　金保有は４７億９０００万ドルで、２０１３年２月から変動がない。

　韓国の外貨準備高は６月末現在、世界１０番目の規模。１位は中国（３兆３１７４億ドル）、２位は日本（１兆３１３８億ドル）、３位はスイス（１兆１９１億ドル）だった。