4日、聯合ニュースの取材を総合すると、三養食品はミリャン(密陽)の2つの工場とウォンジュ(原州)・イクサン(益山)工場など、4つの工場で特別延長労働の廃止に踏み切る。
三養食品関係者は「当初、工場ラインが正常に稼働する年末から特別延長労働をしなくても輸出量を生産できると予想したが、自動化ラインの稼働率が急速に増えたことにより、9日から特別延長労働を施行しないことに決めた」と説明した。
さらに最近、労働者がワークライフバランス(仕事と暮らしの均衡)を重視する労働環境の変化により三養食品は現在‘2交代制の昼夜交代’方式の勤務形態も改善を検討する予定だ。
三養食品関係者は「給与問題などで昼夜間の交代勤務を望む職員もいると把握している。全職員の意見を取りまとめ、現在の勤務方式を改善する」と付け加えた。
これに先立ち、三養食品は密陽の2工場など、生産職職員たちから毎月超過勤務同意書を受け取り、特別延長労働をするなど、1週当たりの労働時間が49時間30分から最大58時間を越える2交代勤務制を導入してきた。
中でも、月に2~3回は土曜日に特別延長労働が加わる。このような2交代と特別延長労働で夜間勤務組は週5~6日間連続で徹夜仕事をする構造だった。
これに対して三養食品側は「2018年7月から300人以上の事業場を対象に週52時間勤務制が導入され、三養食品も生産工場の労働者たちが週49時間30分勤めている。特別延長労働は52時間勤務制とは別概念なので、特別延長労働をするとしても週52時間勤務制に違反したと見ることはできない」と説明した。
三養食品は2015年の輸出が300億ウォン(約31億9905万円)から昨年は1兆3359億ウォン(約1424億5370万円)に達するほど、最近10年間の輸出額が約45倍増加したという。
密陽の第2工場は6月11日に竣工し、延べ面積3万4576平方メートル、6つのラインで年間8億3000万個のラーメンを生産できる。近隣の第1工場と合わせると年間15億8000万個水準で、これは三養食品の年間輸出量の半分に達する。
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