3日夜から各地で大雨となった韓国で6日以降、再び大雨になる可能性がある。気象庁は4日、6日から7日にかけて線状降水帯が発生して朝鮮半島の北側から南側に移動し、各地で雨になると予想した。6日未明から午前にかけて首都圏や北部を中心に雨となる見込みだ。雨雲は6日午後から次第に南下して6日夜から7日朝にかけて発達するという。
◇韓国軍が北朝鮮向け宣伝用拡声器の撤去開始 「緊張緩和措置」
国防部は4日、対北朝鮮宣伝放送のため南北軍事境界線付近に設置した拡声器の撤去を始めたと明らかにした。同部は「軍の対応体制に影響がない範囲内で南北の緊張緩和に役立つ実質的な措置を実施する」と説明した。撤去対象は固定式の拡声器約20個で、この日から2~3日以内に撤去を終える予定だ。軍当局は李在明(イ・ジェミョン)政権発足後の6月11日、拡声器を使った対北朝鮮宣伝放送を中止した。放送中止後、北朝鮮は韓国向けの「騒音放送」を停止した。
◇警察が「労災専門捜査チーム」新設へ 李大統領の指示で
警察庁の朴星柱(パク・ソンジュ)国家捜査本部長は4日の記者会見で、李在明大統領の指示を受け、全国の地方警察庁に労働災害の専門担当捜査チームを新設する計画を明らかにした。警察庁に労働災害事件の捜査を指揮する組織を設置し、地方警察庁には専門担当捜査チームを設ける。雇用労働部と捜査協力体制の構築も議論しているという。
◇授業拒否も留年回避の学生に「温かい声援を」 医学部教授会
大学医学部の定員を増やすとした政府の方針に反発する医学生約8000人が今春から始まった1学期の授業を受けず留年の対象になったものの、政府が2学期からの復帰を認めたことを巡り、全国医科大学教授協議会は4日、「学生の復帰は1年6カ月止まっていた医師の養成が再開されることを意味する」とし、「学生らが1日も早く学校生活に適応できるよう、国民の皆さんが温かい声援を送ってくれることを願う」と表明した。政府の方針に対しては、本来であれば留年になる学生に対する特別待遇だと批判する声が出ている。
◇韓国独自のAI基盤モデル開発へ 5企業を選定
科学技術情報通信部は4日、韓国独自の人工知能(AI)基盤モデルを開発するプロジェクトに参加した15チームのうち、NAVER(ネイバー)クラウド、アップステージ、SKテレコム、NC AI、LG AIの5企業のチームを開発主体として選定したと発表した。選ばれた5チームは国家記録院、国史編纂(へんさん)委員会、統計庁、特許庁、テレビ局などの機関からデータを共同購入したり、個別に構築したりすることが可能になる。また、1576億ウォン(約168億2000万円)規模の画像処理半導体(GPU)など政府の予算で確保した資源が投入される。
◇特別検察官が元外相を聴取 尹氏夫妻のウクライナ訪問巡り
尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る複数の不正疑惑を捜査する特別検察官チームは4日、尹氏夫妻のウクライナ訪問に関連し、朴振(パク・ジン)元外交部長官を参考人として事情聴取する方針だ。特別検察官チームは当時外交部長官だった朴氏に対し、2023年7月にリトアニアとポーランドを歴訪した尹氏夫妻が予定になかったウクライナを訪問した経緯を調べる方針だ。中堅建設会社、三扶土建の株価操作疑惑を捜査している特別検察官チームは尹氏夫妻がウクライナでゼレンスキー大統領と同国の再建事業を議論した時期に同社の株価が急騰したことを受け、背景などを調べている。
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