アシアナ航空の貨物部門の売却が完了、エアゼータとして再出発=韓国
アシアナ航空の貨物部門の売却が完了、エアゼータとして再出発=韓国
アシアナ航空は自社の貨物機事業を、貨物専門の航空会社エアインチョンに計4700億ウォン(約502億1606万円)で売却した。2023年11月の取締役会で同事業の分割を決定して以降、約1年9か月ぶりに売却が成立した。

アシアナ航空はエアインチョンに対し、貨物機「ボーイング747」10機、同「ボーイング767」1機の計11機、および貨物部門の人材を引き渡した。

アシアナ航空の関係者は「今回の売却終了で、大韓航空との合併に向けた重要な課題を解決した。残る旅客運送事業に集中する」と述べた。

これに先立ちエアインチョンは1月、エアゼータ(AIR ZETA)へと社名を変更していた。アルファベットのAから始まり終わりのZを経て再度Aで終わる社名には、世界の航空物流を、最初から最後まで一貫して担うという意味が込められている。

エアゼータはアシアナ航空から譲受した中・長距離貨物機11機に、自社保有する「ボーイング737-800F」4機を加え計15機を運用する。計21路線を通じて、EC(電子商取引)用貨物や特殊貨物など収益性の高い市場へと事業を拡大する計画だ。

エアゼータのキム・グァンシク代表は「韓国最大の貨物ネットワークを確立し、ニーズに合わせたソリューションを提供する」と話した。
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