3日、ソウル警察庁によると、2025年上半期に発生した飲酒運転による交通事故は731件、交通事故による死亡者は3人と暫定集計された。これは過去3年の平均と比べて、事故は23.2%、死亡者は62.5%減少した数値だ。警察は継続的に飲酒運転の取り締まりを行っただけでなく、予防教育や広報活動を地道に行ってきたことが、有意義な成果につながったと見ている。
警察は、今後も市民の命と安全を脅かす飲酒運転に対し、取り締まりを強化すると明らかにした。現在、ソウルの31の警察署では、ソウル警察庁主導の集中取り締まりと、各警察署の独自取り締まりを毎週実施している。
日中は、小学校の学区域で登校時間帯の飲酒運転集中取り締まりを週1回行っている。ことし3月から7月までに集中取り締まりを計21回実施した結果、飲酒運転者73人を摘発した。
夏休みシーズンにあたる7月14日から8月24日までは、漢江(ハンガン)公園や自動車専用道路の出入口、繁華街周辺で週3回以上の飲酒運転取り締まりが実施される。死角を最小限に抑えるため、場所や時間を変えながら取り締まりが行われる予定だ。
また、市民が飲酒運転の危険性を認識し、安全文化が根付くよう、さまざまな活動も展開される予定だ。自治体や交通安全公団、模範運転者などと連携して広報協力体制を築くほか、個別ニーズに合わせた教育・広報活動も併せて行う計画だ。
ソウル警察庁関係者は「飲酒運転はその場で取り締まられなくても、事故が起きれば人的被害が生じ、運転者も処罰を受けることになるという点を忘れてはならない」とし、「取り締まりの有無に関係なく、飲酒運転をしないという雰囲気を社会全体でつくっていくべきだ」と強調した。
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