輸出を待つ完成車(資料写真)=(聯合ニュース)
輸出を待つ完成車(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】現代自動車、起亜、韓国GM、ルノーコリア自動車、KGモビリティーの韓国完成車メーカー5社が1日発表した資料によると、5社の7月の世界販売台数は前年同月比2.4%増の64万6614台だった。国内販売は0.8%増の11万1042台、海外販売は2.7%増の53万5572台だった。米国の関税政策が不透明だったにもかかわらず、国内と海外がともに増加した。

 5社の世界販売台数は4月から4カ月連続で前年同月を上回った。

 米国はそれ以前には0%だった韓国製自動車に対する関税を4月から25%に引き上げたが、関税による値上げを警戒した駆け込み需要により、減少には至らなかった。

 また米国が韓国から輸入する完成車に15%の関税を課すことになった交渉の結果については、当初の目標の12.5%では合意できなかったものの、不確実性は解消されたと評価されている。

 現代自動車のホセ・ムニョス代表取締役社長は前日、SNSに韓米関税交渉合意について、「今後のビジネスに明確性と予測可能性をもたらす」とし、「長期的なプランを実行できる予測可能な環境で、現代自動車の現地化戦略を強化し、韓国と米国間の円滑な協業が維持できるようになった」と投稿した。

 メーカー別では、現代の世界販売台数は前年同月比0.5%増の33万4794台だった。国内販売は0.4%増の5万6227台、海外販売は0.5%増の27万8567台。

 起亜は国内が2.4%減の4万5133台、海外が0.9%増の21万7572台、全体では0.3%増の26万2705台だった。

 韓国GMの世界販売台数は42.9%増の3万2244台だった。海外は52.3%増加したが、国内販売は44.2%減少した。韓国GMの月間販売台数が前年同月比で増加したのは5カ月ぶり。

 KGモビリティーの世界販売台数は15.7%増の9620台だった。月間販売台数では今年最大となった。

 ルノーコリアは国内が172.3%増の4000台、海外が18.3%減の3251台で、全体では33.1%増の7251台だった。

 7月の国内販売台数が最も多かったモデルは起亜の多目的レジャー車(RV)「カーニバル」(7211台)だった。起亜の多目的スポーツ車(SUV)「ソレント」(7053台)、現代のRV「パリセード」(6238台)、現代のセダン「アバンテ」(6145台)、起亜のRV「スポーテージ」(5424台)と続いた。


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