ゲーム用モニターに注力するディスプレーメーカー、高スペック製品を続々販売=韓国
ゲーム用モニターに注力するディスプレーメーカー、高スペック製品を続々販売=韓国
韓国のディスプレーメーカーは昨今、ゲーム用モニターをはじめとした高スペックのOLED(有機EL)の生産に注力している。

業界では米国の関税に端を発した景気の不透明性から、パネル市場が前年に比べ不振になると予測している。特にテレビ向け製品の需要が停滞し、価格も下落するという。しかしゲーム用モニターを中心としたOLEDモニター市場は、期待以上に善戦するとみられている。

これを受けサムスンディスプレーは2025年初めに、UHD(超高精細度)画質の27型QD(量子ディスプレー)モニターを発売した。ピクセル密度が166PPI(1インチ当たりのピクセル数)以上で、自発光型モニターのうちで最も高いという。220PPIの5K・27型製品も開発中だ。

LGディスプレーは最近、540ヘルツの高リフレッシュレートと、QHD(高解像度)画質を同時に実現するOLEDパネルの開発に成功した。年内に量産を開始する予定だ。同社ではゲーム用製品中心へとOLED製品の割合が増加し、2025年には大型OLEDパネルが全体の出荷台数のうち10%以上を占めると展望している。

業界の関係者は「製造面で技術的な難易度が高く付加価値高い製品の市場であるだけに、シェアを高めるための技術開発競争がし烈になっている」と述べた。
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