サムスン電子=(聯合ニュース)
サムスン電子=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が31日発表した4~6月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は4兆6761億ウォン(約4990億円)で前年同期比55.2%減少した。

 営業利益は、韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスが取りまとめた市場予想の5兆9493億ウォンを21.4%下回った。

 売上高は前年同期比0.7%増の74兆5663億ウォン、純利益は同48.0%減の5兆1164億ウォンだった。

 半導体事業を担うデバイスソリューション(DS)部門は営業利益4000億ウォン、売上高27兆9000億ウォンを記録した。営業利益は2兆ウォン台の赤字となった2023年10~12月期以来の低水準。半導体メモリー事業で大規模な在庫評価損が発生したほか、非メモリー半導体事業も米国の対中輸出規制の影響で低迷し、営業利益が大幅に減少した。

 モバイル・家電を担うデバイスエクスペリエンス(DX)部門は営業利益が3兆3000億ウォン、売上高が43兆6000億ウォンだった。スマートフォンの25年旗艦モデル「ギャラクシーS25」の発売効果の減少、テレビ市場の競争激化で売上高は前期比16.0%減少した。営業利益は1兆4000億ウォン減った。

 このうちモバイルエクスペリエンス(MX)・ネットワーク事業部の営業利益は3兆1000億ウォン、売上高は29兆2000億ウォンだった。新モデルが発売された前期に比べ販売台数が減少したが、旗艦モデルの堅調な販売が続き、営業利益と売上高はいずれも前年同期に比べ成長した。

 テレビを担当する映像ディスプレー(VD)事業部は、QLEDテレビ「Neo QLED」、OLED(有機EL)、超大型テレビなど戦略製品の販売の割合が拡大したが、世界的な競争激化で業績が落ち込んだ。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40