尹副会長は仕事始めのあいさつで、デジタルテレビや衛星デジタルメディア放送(DMB)、携帯インターネット「ワイブロ」などのブロードバンドサービスが本格化することで新たな事業チャンスが拡大するという考えを示した。為替相場や原油価格の高騰で昨年同様に経営難が予想され、特に電子産業では価格・技術・付加価値・地域の4つの大きな壁が崩壊し、企業間の主導権争いが激しさを増すという見解だ。
今年はサムスン電子が超一流の仲間入りを果たすのに重要な時期で、トリノ冬季五輪やサッカーワールドカップの特需を十分活用すれば、ブランド価値を高めることができるとの考えを示した。8大成長エンジン事業の基盤をさらに堅固にし次世代事業を積極育成する一方で、メモリやディスプレー、携帯電話、デジタルテレビなどトップを誇る事業では原価や品質、デザインなどで革新的な事業を展開し、市場でリーダーシップを発揮し続けなければならないと強調した。
尹副会長はまた、「産業発展を主導するべく創造的リーダーシップを確保、発揮しなければならない」として、役職員全員に価値観や思考、業務を超一流に変えていく努力が必要だと述べた。
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