尹元大統領「1.8坪の独房、生き地獄」…「1人部屋の何が地獄?」と批判される=韓国
尹元大統領「1.8坪の独房、生き地獄」…「1人部屋の何が地獄?」と批判される=韓国
ユン・ソギョル(尹錫悦)元大統領が今月10日に再拘束された後、ソウル拘置所の独房で過ごす中、尹元大統領のメンターとして知られるシン・ピョン弁護士が「1.8坪の独房が生き地獄」という尹元大統領の言葉を伝えると、一般収容者よりも良い条件にもかかわらず文句を言っているとの批判が出ている。

シン弁護士は27日、自身のフェイスブックに、25日に尹元大統領と弁護人接見をしたと明らかにし、当時の状況について言及した。

シン弁護士は、「尹元大統領が部屋の中に段ボールで作った粗末な台の前にしゃがんで座って食事をし、その上に聖書を置いて読むほかには何の知的活動もでいない境遇だと話した」とし、「最小限の運動もできず、消化に問題が生じて苦労しており、夜に床に就けば身動きもできないという」と説明した。

また、尹元大統領に本の執筆を勧めたものの、机や椅子もなく本が書くことができない状況だとして拒んだと伝えた。これについてシン弁護士は、「惨めな住環境で生き地獄と呼べる状況」と話した。

しかし法曹界と政界からは、独房で過ごしながら国内の矯正機関の現実も知らずに文句を言っているとの批判が相次いでいる。

法曹界によると、一部の矯正施設では過密化により一般収容者の中には就寝時に手足をまともに伸ばすことが難しかったり、体を横向きにして寝なければならないほどに狭いという。面積が最小2平方メートル以上もない場所に収容される場合もあり、2022年には最高裁が矯正施設の過密収容行為を理由に受刑者に対する国家賠償責任を認めた判決もあった。

尹元大統領が過ごしている独房は2坪台(9.9平方メートル)の収容者5~6人の部屋を改造したものだという。ここには折り畳み布団とテレビ、シンク台、トイレ、収納などがあり、一般収容者らに比べ良い環境だ。

さらに、尹元大統領は再拘束された後、1日平均2、3回ずつ弁護人接見をしており、エアコンがある別途の接見室で過ごしているという疑惑も提起された状況だ。

これについて検事出身の「共に民主党」キム・ギピョ議員は28日、ユーチューブ番組に出演し、「雑居房で過ごす収容者らは隣の人が暖炉のように感じられるほどだというのに、むしろ良い環境にもかかわらずそんなことを言っている」と指摘した。

ヤン・ジヨル弁護士も、「独房が生き地獄だと言っているが、1人部屋を使いながら何が地獄だ」と批判した。
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