大学医学部の定員を増やすとした政府の方針に反発する医学生が、今春から始まった1学期の授業を受けず、約8000人が留年の対象になっている問題で、政府は2学期からの復帰を認める方針を示した。医学部の多くは「学年制」で運営されているため、1学期に必要な単位を取得しなかった場合、本来であれば2学期の授業を履修することはできない。大学側は教育部と協議し、学則を「学年制」から「学期制」に変え、留年対象の学生が2学期から復帰できるようにする計画だ。
◇李大統領「死なない社会つくる」 死亡事故発生のパン工場訪問
李在明(イ・ジェミョン)大統領は、労災死亡事故で批判を受けている食品大手、SPC三立の工場を訪問し「死なない社会、職場が幸せな社会、安全な社会を必ずつくる」と述べた。この工場では、パンの製造ラインで50代の女性従業員がベルトコンベヤーに潤滑油を塗る作業をしていたところ、上半身を機械に挟まれ死亡する事故が発生した。少年工時代にプレス機に腕を挟まれ、今も障害が残る李大統領は、相次ぐ労災事故に対し政府に対策を指示するなど産業現場の安全を強調してきた。
◇「非常戒厳で精神的被害」と尹氏に賠償命令 市民104人に1万円ずつ
尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の「非常戒厳」宣言により精神的な被害を受けたとして、市民104人が尹氏を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、ソウル中央地裁は25日、尹氏に1人当たり10万ウォン(約1万円)の賠償を命じる判決を言い渡した。非常戒厳による市民の被害や損害賠償の請求権を認めた初の判決となる。地裁は判決で「被告は原告の精神的損害に対し慰謝料を支払う義務があり、額は諸般の事情を考慮しなければならない」と説明した。
◇割引券に申し込み殺到 主要映画館のHPが接続障害
文化体育観光部と映画振興委員会が配布する映画割引券に申し込みが殺到し、主要映画館のホームページやアプリで接続障害が発生した。25日午前の時点で、複合映画館(シネコン)のCGV、ロッテシネマ、メガボックス、シネキューブなどの公式ホームページはアクセスしづらい状況となっている。文化体育観光部と映画振興委員会は、この日午前10時から映画の6000ウォン(約640ウォン)割引券計450万枚を配布すると発表していた。
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