趙顕氏(資料写真)=(聯合ニュース)
趙顕氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の当局者は24日、同部長官に先ごろ就任した趙顕(チョ・ヒョン)氏が来週訪米し、ワシントンで韓米外相会談を開催する方向で双方が調整していると明らかにした。

 米国は8月1日から、韓国からの輸入品に25%の相互関税を課すとしており、韓国側はこれよりも前に外相会談を開催したいとされる。

 関税交渉が韓米間の最大の懸案であることに加え、国防費の引き上げなど安全保障を巡る問題も絡むため、両国の外相が詰めの協議をする必要がある。

 会談では、韓米首脳会談の開催時期なども議題になるとみられる。

 相互関税などを巡り、韓米が25日にワシントンで開催する予定だった財務、通商担当高官による通商協議が急きょ見送られたことで、交渉の行方を懸念する声があったが、趙氏の訪米は前向きに評価される。

 一方、韓国外交部長官は就任後、米国側と電話外相会談をするのが通例であり、電話会談を経ずに訪米して対面で会談するのは異例という。

 これについて同部の李在雄(イ・ジェウン)報道官はこの日の定例会見で、「韓米高官級交流と関連し、形式にとらわれず、早期の交流のために米国側と意思疎通している」と述べた。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40