四半期ベースの成長率は昨年1~3月期に1.2%増加したが、4~6月期には0.2%減少。7~9月期と10~12月期はいずれも0.1%増にとどまり、今年1~3月は0.2%減と再びマイナス成長に転じていた。
4~6月期の成長率を部門別にみると、民間消費は乗用車、娯楽・文化を中心に前期比0.5%増え、政府消費も健康保険給付の支出を中心に1.2%増加した。
輸出は半導体、石油化学製品などが好調で4.2%増加した。輸入も原油、天然ガスなどエネルギー類を中心に3.8%増えたが、輸出の増加率には及ばなかった。
建設投資は建物・土木建設の不振により1.5%減り、設備投資も半導体製造装置など機械類と船舶など運送設備を中心に1.5%減少した。
4~6月期の成長率に対する寄与度をみると、輸出から輸入を差し引いた純輸出と内需がそれぞれ成長率を0.3ポイント押し上げた。なかでも内需の寄与度は1~3月期(0.5ポイント減)から大幅に改善した。
内需は民間消費と政府消費の寄与度がそれぞれ0.2ポイント増と成長を主導したが、建設投資(0.2ポイント減)と設備投資(0.1ポイント減)は成長率を押し下げた。
業種別では製造業がコンピューター、電子、光学機器を中心に2.7%成長し、サービス業も卸小売業、宿泊飲食業、不動産業などが回復し0.6%増加。1~3月期の0.6%減、0.2%減からいずれも増加に転じた。
一方、建設業は建物と土木建設がいずれも減少して4.4%急減し、電気・ガス・水道業も電気業を中心に3.2%減った。農林漁業も漁業の不振などで1.4%後退した。
4~6月期の実質国内総所得(GDI)は1.3%増加し、GDPの増加率を上回った。
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